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愛犬の介護 認知症

2024年18歳で旅立った愛犬。
振り返ると、介護が始まったのは2021年15歳ぐらいから。認知症の介護でした。
その数年前から耳は聞こえにくくなっていて、ずっとしてくれていたお迎えには来れなくなっていましたが、コマンドで待てや伏せなどはできていて特に気になることはなく過ごしていました。
ある時からご飯前の座れをしなくなって、そのうちにトイレの失敗が増えて‥
廊下で一人佇んでいたり、部屋の角に突っ込んで動けなくなったり。
明らかな認知症の症状が次々にでてきましたが、愛犬がもともとおだやかな性格だったこともあり、ひとつひとつ対策をしていくことでそんなに困ることはありませんでした。
大変だったなぁと思うのは、夜の徘徊と夜鳴き。人間の認知症と同じです。

今まではベッドやクッションなど自分の落ち着くところで朝まで眠っていたのに、夜中に急に家の中をウロウロ。「アオーン」とこれまでしたことのない遠吠えもするようになりました。

ある程度ウロウロに付き合ってからおやつをあげて、一緒にベッドで眠ろうとしても落ち着かない日々が続き、一緒に寝ているねこたちも起きてしまい家族みんなで寝不足な日々。

ベッドに連れてきてもダメなので、ある時犬と2人和室で過ごすことに。膝の上にのせてあげるとおだやかに眠りはじめる愛犬。気づいたら和室で座ったまま2人で朝を迎えていました。

なんだか久しぶりに2人?ともよく眠れたなぁと感じました!

よくよく考えてみると、ベッドに連れていっても落ち着かず降りようとしていた愛犬。足腰が弱ってひとりではベッドの上り下りができなくなっていたのでベッドで過ごすことに不安があったのかもしれない。

いつでも自分のすきなところにいける場所での膝の上だから安心して眠ってくれたのではないかと思い、それからはマットレスを和室へ運んで眠ることに。

どうやっても落ち着かない日も時にはありましたが、格段に眠ってくれるようになりました。

やはり認知症の周辺症状は不安が増幅させるんだということを再認識させてもらえた介護の日々でした。